2007年09月09日

THA BLUE HERB/STILLING STILL DREAMING

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THA BLUE HERB/STILLING STILL DREAMING(98点)

北の地「札幌」で誕生したTHE BLUE HERBは、メジャー・インディーの前提を無視した、ひとつのムーブメントといえるだろう。

素晴らしい作品ではあるが、普段ヒップホップを聴かない人間にとっては何かきっかけが必要だろう。

ちなみに僕のきっかけは「時代は変わるPARTU、V」で、その他きっかけになりそうなのは「未来世紀日本」だろうか。ちなみに双方ともこのアルバムには収録されていない。

前者は日本の現状を批判し、革命による痛みを説いた。後者は自分自身の存在を疑わずおれない、現代社会の悲しさである。

もちろんその他にも素晴らしい曲はたくさんあるが、上記はあくまできっかけになりそうな曲、特に歌詞が印象的だった曲だ。

ヒップホップの特徴として、「ディスる」ことがある。もちろん彼らもそれを使用しない訳ではないが、それが的を得ているし、それに相応しい実力ある。

とにもかくにも、言葉に対しての責任を負っている。意味のない韻を踏むこともない。

また彼らは札幌で活動を続ける。東京資本のこの国で敢えて彼らは北の地を選んだ。そんな酷な状況に耐えながら、あくまで本物を表現し、セールス主体ではない彼らの姿勢は、デトロイトテクノに通ずるところさえある。それを通して彼らの言葉一つ一つに、共感、羨望を得るのだろう。

彼らの作品を何から聴き始めるのが良いのか分からないが、このアルバムには初期衝動と彼らが誕生した熱気、そして何よりもクオリティの面で妥協を許さなかった彼らの気持ちと実力がある。

キミドリ、スチャダラパーなどが日本語ラップのオリジナルとして挙げられるが、このアルバムは対極のハードラップで新たなオリジネーターとして誕生した。
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posted by ラリーバード at 01:01| Comment(26) | TrackBack(4) | HIP HOP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月30日

EXHIBITIONIST/ジェフ・ミルズ/アメリカ(2004年)

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EXHIBITIONIST(95点)

まさしく神の手。
踊れて、聴けるミニマルテクノ。


やっぱりジェフ・ミルズが奏でるテクノは、他アーティストを一線を画している。
安易に他のデトロイト・テクノと同義では語ることはできない。

ミニマルと言えど、抑揚をちゃんとコントロールしてくれるし、今作はmixであるため踊れる要素も強い。
コンセプトがあるジェフ・ミルズの作品とは、そこが決定的に違う。

URの片割れ、マッド・マイクが情的に音を表現するのに対して、ジェフ・ミルズは静的に音を出し、その音の組み立てで動的な表現をする。

日本人にファンが多いのもそこら辺からだろう。

精度の高いテクノ職人の音楽は、ポップ畑の僕の心も魅了してくれた。

感激、感服。。。
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posted by ラリーバード at 21:51| Comment(3) | TrackBack(0) | テクノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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